鎚起工房 
 清 雅 堂

  〒959−0318 弥彦村麓4693番地
   TEL: 0256-94-4477 FAX: 94-5077


 四季折々の景色や、伝統工芸と現代工芸を模索する鎚音響く工房にて、私共の仕事の成果を楽しんでいただけましたら幸いであります。

茶筒

越後鎚起の起源

 明和年間(1764〜1771)の頃、当時弥彦山裏に間瀬銅山があり産出された銅の精錬が現在の燕市近郊で行われていました。そこへ仙台から来燕した藤七という職人が銅や薬罐などの製造技術を伝えたとされています。また鎚起銅器は燕市を中心とした、県央地域のテーブルウェアー・ハウスウェアー産地のルーツでもあります。

鎚起の技術

 古くから金・銀・銅などの耐蝕・加工性に優れた金属は、美術工芸品に活用されてきました。一枚の金属素材を様々な鎚を用い焼鈍を繰り返しながら打延し打縮め、継目のない製品を作る鍛金の技術が鎚起です。さらに、金属表面に装飾を施す彫金(打出・片切彫り・象嵌などの技術)があります。鎚起銅器は、日常雑器から美術工芸品へと二百年来の伝承技術として育まれています。


2階・アートサロン

鎚起行程(左から右へ完成順)
完成品:花瓶(銅打上げ)
 

 


西片 正

燕鎚起銅器、東京銀器で鍛金を修行、1977年日本現代工芸美術展初入選受賞の後、現代美術家協会々員として出品中。1991年弥彦山麓に工房を移す。



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