弥彦名産「玉兎」の由来
 

 大昔、霊峰弥彦山に沢山の兎が棲んでいたが、毎日、里へ下りては神領農民達の大切な田畑を荒らす為に、ほとほと困り果ててしまった。
 農民達の苦しみをお聞きになった彌彦大神様は、早速弥彦山にいる兎達を全部集められて、大切な田畑を荒らすことのないようにとお諭しになったので、すっかり恐れ入った兎達は、以後絶対に里へ下りていたずらをしませんと固く誓い、それから後はぷっつりと被害が無くなったと云う。
 神領の農民達は彌彦大神様の御神徳を大変感謝し、大神様のお諭しを聞いて畏まっている兎達の丸くなった姿を米の粉で形作って献上した所、大神様はこの菓子を喜んでお召し上がりになられ、「良幸餅(うさちもち)」と名付けられたと云う。
 良幸餅・・・ウサギ餅は、彌彦大神様の宏大無辺の御神徳を今の世まで語り伝える弥彦の名産品であります。

弥彦名産玉兎組合

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