平成十三年

彌彦神社

粥占(かゆうら)神事

占定書

炭置(すみおき)神事
かゆうら神事
果 物
九 分
う り
八分五里
たばこ
九 分
こがい(蚕)
八分五里
早 稲
八分五里
中 稲
八分五里
晩 稲
七分五里
大 豆
八分
小 豆
六分五里
海 幸
五分五里
川 幸
五分
一切」草木
四分五里
すみおき神事
一 月
てり
二 月
三 月
てり
四 月
てり 雨少
五 月
六 月
てり
七 月
てり 雨少
八 月
てり
九 月
てり
十 月
てり 雨少
十一月
てり
十二月
御釜の内  上  水気あり

 この占定書は、弥彦神社で数百年前の昔から、毎年一月十五日夕刻から十六日未明にかけ、古伝によって行われる粥占・炭置神事で神占された本年の作物や魚撈の豊凶と月々の天候であります。(冬期間の「てり」は雪、「雨少」は雨が少しある意)
 伊夜日子大神様は、この地方開発の大祖神で、農耕、魚撈、造林、酒造はじめ工鉱業など産業の基を開かれ、その育成発展をお護り下さる大神様であります。殊にこの神事は、宮司以下が奉仕して頗る厳重に行われ、その神占は農家の深い信仰を以て重宝せられておりますので、崇敬者の求めにより、印刷し頒つものであります。

   平成十三年一月十六日   
彌彦神社社務所


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